病んでる僕と最強の勇者たち
「まぁ、オレやこいつらはLV99の最強のステータスの持ち主だ。

おい、明彦。

お前のレベルはいくつだ?」



僕はブライアンにそう言われて、自分のレベルを言うべきかをためらった。



でも、僕が自分のレベルを隠しても真実は一つだ。



僕は新しくできた仲間たちに自分のレベルを語りだした。



「あのう……、これでも僕はLV99の賢者でして……。

ステータスを見る限りは、最強を名乗れるくらいの強さであって……」



「何っ!?」



僕の話を聞いたブライアンが驚いた顔で僕を見ていた。



「あんなに素人くさい戦いをしてた明彦が、LV99の賢者だって?

そんなの信じられかっよ!」



ブライアンは本気で僕の言葉を疑っていたが、僕の言葉は真実だ。



僕は自分の言葉を信じてもらうために、賢者のローブの袖をまくり、右腕に魔法で刻印されているレベルをみんなに見せた。
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