病んでる僕と最強の勇者たち
「私は昨日のことをすぐには忘れないが、それでも明彦を許そうと思う。
なぜなら、私と明彦は仲間だからだ」
真面目でお堅いイメージのマギーが、まるで妥協するかのように、僕のことを許してくれた。
僕はその瞬間、仲間って本当にいいなぁと、心から思っていた。
元の世界では友達がいなくて、大好きなアニメのキャラクターだけを友達だと信じていた僕だけれども、今の僕には話しかければ普通に言葉を返してくれる仲間がいる。
こんなにダメな僕なのに、その僕を信じ、許してくれるそんな仲間が……。
僕はそのことがうれしくて、泣きそうになったけれど、泣くのを堪えて笑って見せた。
そしたらみんなも僕に優しい笑顔を返してくれた。
そんな幸せに包まれた空気の中で、リリーがみんなにこう言った。
「明彦君とマギーが仲直りしたから、リリーたちはベルミータ国に行こうよ。
それでさ、ベルミータ国にいる闇の魔王をリリーたちがやっつけてやるの。
そしたらみんなが幸せになれるでしょ。
ベルミータ国に日の光が戻るんでしょ」
リリーは心優しい魔法使いだなぁって、僕は思う。
それに、リリーがいつも着ている衣装はハロウィンのコスプレみたいで、僕はとっても大好きだ。
なぜなら、私と明彦は仲間だからだ」
真面目でお堅いイメージのマギーが、まるで妥協するかのように、僕のことを許してくれた。
僕はその瞬間、仲間って本当にいいなぁと、心から思っていた。
元の世界では友達がいなくて、大好きなアニメのキャラクターだけを友達だと信じていた僕だけれども、今の僕には話しかければ普通に言葉を返してくれる仲間がいる。
こんなにダメな僕なのに、その僕を信じ、許してくれるそんな仲間が……。
僕はそのことがうれしくて、泣きそうになったけれど、泣くのを堪えて笑って見せた。
そしたらみんなも僕に優しい笑顔を返してくれた。
そんな幸せに包まれた空気の中で、リリーがみんなにこう言った。
「明彦君とマギーが仲直りしたから、リリーたちはベルミータ国に行こうよ。
それでさ、ベルミータ国にいる闇の魔王をリリーたちがやっつけてやるの。
そしたらみんなが幸せになれるでしょ。
ベルミータ国に日の光が戻るんでしょ」
リリーは心優しい魔法使いだなぁって、僕は思う。
それに、リリーがいつも着ている衣装はハロウィンのコスプレみたいで、僕はとっても大好きだ。