田舎へ移住とイケメン先生との出会い
14時半過ぎ

ウトウトしていると…

トントン

頻繁に出入りしてくるから、寝れない楓

新「どう? 痛いよね…?」

意外と来るの早かった。てか早すぎる‼︎ どんだけ心配性なん?

しかも手袋はめてるし。またお腹でも触るのかな?ガウン来てないから意味ないけど笑笑

あんなに怒ってたのにいつも通りの優しい先生に戻ってるし笑笑

新「採血の結果なんだけど、白血球って言ってバイキンとか入ったら戦うんだけど、それが高くないから今回はウイルス感染。」

楓「うん」

白血球ぐらい知ってんだけどなー笑笑

子供扱いするように話してくる…ちょっとムカつくなー笑笑

新「大腸菌とか何とか菌なら治療薬あるんだけど、ウイルス感染だと対症療法しかないんです。あとは点滴で様子見るぐらいでね。コロナは人がたくさん死んでるから強引に薬作ってるんだけど、本来ウイルスに薬は効かないから。」

楓「うん」

新「おそらくノロかな?って思う。 処方したもの飲んで様子見てください。ところで、下痢何回した?」

ノロ⁉︎ しかもまた下痢の話聞くし。何回聞けば気が済むんだろう?

楓「えー、覚えてない…。2回ぐらいかな?」

下痢止め飲んでいいの?って聞こうとしたら

新「で、下痢どめは飲んでほしくないからね!」

うわぁ先読まれた…。 何で思ってること通じちゃうんだろう? 今始まったことではないけど…。

新「脱水にもなってないからあれだけど、常温のポカリよく飲んで、消化のいいご飯食べるようにしてね。とにかく食べて飲んで出すもの出すしかないから。胃腸炎は2、3日で大体よくなるから。若いんだし、死にはしないから。」

楓「うん」

出たー口癖「死にはしない」

楓「先生? 仕事いつから行っていい?」

新「症状が無くなってから3日空けて。 食品扱ってるんだし。」

楓「絶対うつしちゃうよね笑笑」

新「移すね。 あれ?社員だよね?」

楓「うん」

新「なら有休使いなさい。」

楓「有休ない!」

新「ない⁉︎ そっか働き始めたばかりだからか。
そこは会社の人と相談だね。」

楓「うん。」

新「また親御さん来たら話すけど、説明不足でごめんね?」

先生は何も悪くないのに! 診療時間外にも関わらず診てくれたから感謝。 消化器の先生に謝ってもらいたいよ⁉︎

楓「ううん。大丈夫。」

新「お大事にね。」

楓「ありがとうございます。」
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