(旧)同居人の一輝くんは、ちょっぴり不器用でちょっぴり危険⁉
「私も一輝くんと、どこかに出かけたいだけ。だからお礼なんていいよ」
「でも、やっぱりありがとうだよ、結菜ちゃん」
一輝くん……。
可愛い……。
なんて可愛いの。
一輝くんの笑顔が……。
すごく可愛い……。
「結菜ちゃん?」
……‼
あっ、私、一輝くんの笑顔があまりにも可愛くて思わず見とれてしまった。
「じゃ……じゃあ、朝ごはん食べ終わったら出かけようか」
慌てて声を出したせいか、声が少しだけ上ずってしまった。
「うん、そうだね」
そして朝ごはんを食べ終えた私と一輝くんは、後片付けを済ませて身支度も済ませた。