(旧)同居人の一輝くんは、ちょっぴり不器用でちょっぴり危険⁉
「結菜ちゃん」
……‼
私は一輝くんに声をかけられて我に返った。
また私は自分の世界に入り込んでしまっていた。
「なぁに、一輝くん」
「どこかカフェに入らない? 結菜ちゃんとカフェでくつろぎたいなと思って」
一輝くんは笑顔でそう言った。
確かに一輝くんの言う通り、私もカフェでくつろぎたいなと思った。
だから。
「私も一輝くんとカフェでくつろぎたい。行こ、カフェ」
私は一輝くんにそう返答した。
「じゃあ、決まり。行こ、結菜ちゃん」
一輝くんは、とても嬉しそうな笑顔でそう言った。
「うん」
私も笑顔でそう返事をした。