伝えたい。あなたに。〜番外編〜
コンコンッ


ノックと共に広瀬先生が部屋の外へ出て行く。


(多分、目腫れてるだろうな。)


一人になると、途端に治まっていたはずの腹痛が戻ってきていた。
ベッドに横になって、山瀬先生が来るのを待つ。


(痛すぎる、、、吐き気もするし)


(確かおなかが痛いときは、左を下にすると良いとか言ってたな)


少しでも痛みを逃したくて、いろんな態勢を試すもほとんど気休め程度にしかならなかった。
< 77 / 107 >

この作品をシェア

pagetop