伝えたい。あなたに。〜番外編〜
『俺も。』
『いやぁ!
なんだ、びっくりした、、起きてたの。』
驚きと同時に、頭から煙が出そうな体温の上がりようを感じて、泰志に背中を向ける。
『なんで離れるの。』
『いや、、だって。』
『おいで。こっち。』
目を合わせずに、少しずつ近づいていく。
お風呂上がりだからだろうか、手の先まで赤い。
『な、なに、、』
『何じゃないでしょ。はい、もう一回。』
向き合って座ると、逃げられないように、両手をホールドされる。