君との想い出が風に乗って消えても(長編)
そんな好きで好きでたまらない加恋ちゃんに触れていると、僕の胸の鼓動は激しく高ぶる。
体中の血液が激しく流れ、身体が熱くなっていくのがわかる。
そして好きで好きでたまらない加恋ちゃんに触れ続けていると、理性というブレーキがきかなくなりそう。
僕は加恋ちゃんに夢中になり過ぎて周りが見えなくなっている。
でもここは誰もいない星空の下、それが僕の救い。
誰もいない星空の下だから、僕の心のブレーキがかなり緩くなっている。
どうしよう……このまま僕は、きちんとブレーキをかけることはできるのだろうか……。
……でも、このあたりでブレーキをかけないと……。
そうじゃないと……僕は、どんどん加恋ちゃんに……。