君との想い出が風に乗って消えても(長編)



 そんな好きで好きでたまらない加恋ちゃんに触れていると、僕の胸の鼓動は激しく高ぶる。

 体中の血液が激しく流れ、身体が熱くなっていくのがわかる。

 そして好きで好きでたまらない加恋ちゃんに触れ続けていると、理性というブレーキがきかなくなりそう。


 僕は加恋ちゃんに夢中になり過ぎて周りが見えなくなっている。

 でもここは誰もいない星空の下、それが僕の救い。


 誰もいない星空の下だから、僕の心のブレーキがかなり緩くなっている。

 どうしよう……このまま僕は、きちんとブレーキをかけることはできるのだろうか……。


 ……でも、このあたりでブレーキをかけないと……。

 そうじゃないと……僕は、どんどん加恋ちゃんに……。


< 139 / 261 >

この作品をシェア

pagetop