君との想い出が風に乗って消えても(長編)
「いやいや、草野は、ほんとかわいいねぇ~」
そう言ってくる男子たち。
「本当に草野は純粋だねぇ」
そうも言ってきた。
「別に純粋じゃないよ」
僕は男子たちにそう言った。
「なんだよ、褒めてるんだから、別に否定しなくてもいいだろ」
そう言う男子たち。
……なんか……この男子たちが言うと、とても褒めているようには聞こえないのだけど……。
そんなことを言っているうちに全員の男子たちが目を覚ました。
全員の男子たちが目を覚まして、まずは自分たちが使用していた布団をたたんだ。
それから身支度を済ませて、朝食を食べに全員、大食堂に集まった。
そして朝食を食べ終えて、生徒たちは各部屋に戻っていった。