君との想い出が風に乗って消えても(長編)



 しばらくして僕と加恋ちゃんはカフェを出た。


 カフェを出た僕と加恋ちゃんは、ゆっくりと歩いていた。


 穏やかに流れていく時間。


 僕は加恋ちゃんとゆっくりと歩きながら街の雰囲気を感じていた。


 仲良く歩いている家族連れ。

 仲睦まじく歩いているカップル。

 楽しそうにしている仲間たち。


 みんな幸せそう。

 みんな楽しそう。


 僕と加恋ちゃんも……。


 街の中にいるみんなから見て僕と加恋ちゃんもその中の一組なのかな……?


 そう見えてるといいな……。


< 205 / 261 >

この作品をシェア

pagetop