君との想い出が風に乗って消えても(長編)



 学校に着いて、まず教室にカバンを置きに行く。

 その後、ジョウロを取りに倉庫に行く。


 僕はジョウロを取りに倉庫に行き、ジョウロを手に取った。

 ジョウロを手に取った僕は、倉庫のすぐ近くにある蛇口の方へ向かった。

 そして蛇口をひねり、ジョウロに水を入れた。


 ジョウロに水を入れた僕は、花壇へ向かった。


 ……あれ……?


 花壇の前に一人立っていた。


 あそこにいるのは……。


「加恋ちゃん」


「おはよう、優くん」


「おはよう。どうしたの? 加恋ちゃんの水やり当番は来週のはずじゃ……」


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