ピンクの箱


今は無償に開けたかった。


どうしてかわからないケド…。





でも、開けたら涙が溢れそうで…。


いや、溢れる。


判ってるのに…

開けたいのは、何故?






私は、とうとう開けてしまった。



そこには、

沢山の思い出が詰まっていて…。




陸十の色んな姿が詰まってて。



笑顔…怒り顔…困り顔…すっぱそうな顔…。


どんな顔もカッコよくて…。



眼にしみる。




ほら…

やっぱり、涙が出てきた。


溢れてきちゃった…。




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