ある朝目が覚めると両思いになっていたい
だから私なんかのことを誰もが羨む男子が好きになるはずがないのだ





王子様にはアルちゃんみたいな可愛い子がお似合いなのだ


そんなことを考えていたら
私が考え事をしていたせいか
アルちゃんが私の顔を覗き込み
心配そうな顔で見てくる


心配をさせては悪いので
万遍の笑みでほほえむと
気を良くしたのかアルちゃんは
別のところに目を向けてしまった




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