激愛~一途な御曹司は高嶺の花を娶りたい~
「店長が、これから咲き誇るようにという祈りを込めて、あえてつぼみにしたようです。店舗での販売より、結婚式場や企業へ出向いて装花を手がける仕事の比率のほうが高いのですが」
とある企業でフラワーアレンジをしていた最中に、その会社を訪問していた彼と出会ったのだ。
「重森さんの生けた花は、とても華やかで目を引きます。あの会社に行くたびに眺めていたんですよ」
と言及されて、視線を伏せる。
なぜなら、あの出来事をきっかけに取引を打ち切られてしまったからだ。
「どうかされました?」
「ごめんなさい。あのあと契約は打ち切られてしまいまして」
正直に伝えると、彼は眉をひそめて小さくうなずく。
「あそこに重森さんの装花はもったいないです。あなたなら、別のところで輝けますよ。って、クライアントの悪口になってしまいますね。これは内緒で」
とある企業でフラワーアレンジをしていた最中に、その会社を訪問していた彼と出会ったのだ。
「重森さんの生けた花は、とても華やかで目を引きます。あの会社に行くたびに眺めていたんですよ」
と言及されて、視線を伏せる。
なぜなら、あの出来事をきっかけに取引を打ち切られてしまったからだ。
「どうかされました?」
「ごめんなさい。あのあと契約は打ち切られてしまいまして」
正直に伝えると、彼は眉をひそめて小さくうなずく。
「あそこに重森さんの装花はもったいないです。あなたなら、別のところで輝けますよ。って、クライアントの悪口になってしまいますね。これは内緒で」