激愛~一途な御曹司は高嶺の花を娶りたい~
彼の裸を思い出して、ひとりで頬を赤らめる。


でも、性欲が強いと自分で宣言するだけのことはあって、すごかった……。

大丈夫かな、私。


完全に翻弄されたものの、何度も愛をささやかれて幸せだったし、ちゃんと気持ちよくしてくれた。

私に体力さえあれば何度でも……。って、なにを考えているんだろう、私。


しばらくしてベッドを抜け出し、広いバスルームでシャワーを浴びたあと、リビングでバラの水を入れ替える。


「一晩でたくさん花開いたね。昨日より豪華になってて本当にきれい。プロポーズにはびっくりしたけど……私、幸せかも」


まさか結婚をこれほど短期間で決めるとは思いもよらなかったが、太一さんとなら幸せになれる。

私はテーブルの上のカギを握りしめて、これからの生活に思いを馳せた。



十時少し前にル・ブルジョンに到着して早速仕事開始。

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