激愛~一途な御曹司は高嶺の花を娶りたい~
これからずっと紬の手料理が食えると思うと――いや、ずっと一緒にいられると思うと、彼女を手に入れるためにお見合いを企てて必死になるとか、かっこ悪く画策したことにも後悔などなかった。
翌朝。
紬を腕の中に閉じ込めて眠っていた俺は、あまりのうれしさに少し早く目覚めて彼女の寝顔をまじまじと見つめていた。
やがて彼女のまぶたがゆっくり開いていったあと目が真ん丸になる様子に、噴き出しそうになる。
「おはよ。飯、うまかった」
紬がすさまじい力で俺から離れようとするので、背中に手を回してがっしりと捕まえる。
残念だけど、そこそこ鍛えてるんだ。
紬には負けない。
「大丈夫だよ。今日は我慢する。体、つらいだろ?」
なんて、その原因を作ったのは俺だけど。
コクコクうなずく紬は、頬を赤く染める。
やっぱり食べたい……けど、我慢だ俺。
「キスはいい?」
翌朝。
紬を腕の中に閉じ込めて眠っていた俺は、あまりのうれしさに少し早く目覚めて彼女の寝顔をまじまじと見つめていた。
やがて彼女のまぶたがゆっくり開いていったあと目が真ん丸になる様子に、噴き出しそうになる。
「おはよ。飯、うまかった」
紬がすさまじい力で俺から離れようとするので、背中に手を回してがっしりと捕まえる。
残念だけど、そこそこ鍛えてるんだ。
紬には負けない。
「大丈夫だよ。今日は我慢する。体、つらいだろ?」
なんて、その原因を作ったのは俺だけど。
コクコクうなずく紬は、頬を赤く染める。
やっぱり食べたい……けど、我慢だ俺。
「キスはいい?」