激愛~一途な御曹司は高嶺の花を娶りたい~
すると、宮城副社長と一緒に部屋から出てきた。
仕事中に会うのはなんとなく照れくさい。
副社長に頭を下げたあと作業を再開しようとしたら、「宝生さん」と声をかけられた。
「いつもお世話になります」
宮城副社長と直接話をするのは初めてで、緊張で声が上ずる。
すると隣に立つ太一さんは、頬を緩ませた。
「こちらこそ。いつも癒されているよ。紫陽花の花がきれいに開いていて美しいね」
「このお花に見える部分は実はがくなんですよ」
「花じゃないの?」
副社長は目を丸くして、同じく驚いた様子の太一さんと顔を見合わせている。
「はい。これは〝装飾花〟と言いまして、いわゆる花は、この奥に」
装飾花をよけて花を見せると、のぞき込んでくる。
「本当だ、あるね。初めて知ったよ」
仕事中に会うのはなんとなく照れくさい。
副社長に頭を下げたあと作業を再開しようとしたら、「宝生さん」と声をかけられた。
「いつもお世話になります」
宮城副社長と直接話をするのは初めてで、緊張で声が上ずる。
すると隣に立つ太一さんは、頬を緩ませた。
「こちらこそ。いつも癒されているよ。紫陽花の花がきれいに開いていて美しいね」
「このお花に見える部分は実はがくなんですよ」
「花じゃないの?」
副社長は目を丸くして、同じく驚いた様子の太一さんと顔を見合わせている。
「はい。これは〝装飾花〟と言いまして、いわゆる花は、この奥に」
装飾花をよけて花を見せると、のぞき込んでくる。
「本当だ、あるね。初めて知ったよ」