激愛~一途な御曹司は高嶺の花を娶りたい~
六つ年上の先輩フローリストの西田さんは、男性なのに繊細なデザインをするのが人気で、入社以来彼に何度も指導を受けてきた。
尊敬するフローリストのひとりだ。
そんなやり取りがあったとは知らず、目頭が熱くなる。
「取引停止になっても、皆で挽回しますからって。で、そのあとこの電話だよ。神さまが辞めさせるなと言ってるんだと思う。昨日の今日で勝手だけど、残ってもらえないかな?」
「もちろんです。よろしくお願いします」
店長の葛藤はわかっているつもり。
だから退職を迫られたことに恨みなどない。
昨晩は苦しんだが、逆転満塁ホームランだ。
しかも、仲間たちが私をかばってくれたなんて。
「今日のナイトウエディングも頼める?」
「はい。すぐに準備に取りかかります!」
私は弾んだ気持ちで返事をして、店長室をあとにした。
尊敬するフローリストのひとりだ。
そんなやり取りがあったとは知らず、目頭が熱くなる。
「取引停止になっても、皆で挽回しますからって。で、そのあとこの電話だよ。神さまが辞めさせるなと言ってるんだと思う。昨日の今日で勝手だけど、残ってもらえないかな?」
「もちろんです。よろしくお願いします」
店長の葛藤はわかっているつもり。
だから退職を迫られたことに恨みなどない。
昨晩は苦しんだが、逆転満塁ホームランだ。
しかも、仲間たちが私をかばってくれたなんて。
「今日のナイトウエディングも頼める?」
「はい。すぐに準備に取りかかります!」
私は弾んだ気持ちで返事をして、店長室をあとにした。