守られて、愛されて。
─︎─︎─︎─︎─︎これは私が中学生の時、母・奈津(なつ)が死んだ。
私の名前は片岡花奈(かたおか はな)。母子家庭だったが、貧乏だったが結構楽しくて幸せだった。
そんな生活は、中学一年の冬に終わりを告げたのだ。
私は親戚中にたらい回しされて、学校も行けずにいた。
「花奈ちゃん、明日は愛知のね晴海(はるみ)おばさんのとこに行くのよ。」
「……分かりました」
ここも、私の居場所はない。だけど、その夜私は絶望した……亡くなったと思っていた父は生きていると言う事実を知った。そして、私は妻子がいて家庭がある男性との間に出来たんだと。
その後日、髪をショートにした。晴海おばさんのとこに行って数ヶ月後……お父さんがやってきた。
「─︎─︎─︎─︎─︎─︎それから、上条家にやってきて上条のお母さんからは認めて貰えないの。まぁ、仕方ないよ不倫した奴の娘なんて許せることはできない……私の存在価値はないんだから」
上条家で過ごして、上条家お母さんには嫌がらせをされる……心身共に私はボロボロで、ここでも居場所がない。