守られて、愛されて。


それから間もなく、上条は消えた。

“脱税”

“薬物乱用”

“隠し子”

“不倫”

週刊誌やニュースにて報道されたたくさんの不正により上条社長は逮捕され、家も家宅捜索されたが私や姉の美香、弟の瑠衣の部屋には不正などは何もなかったが、上条母の隠し部屋には薬物が大量に見つかり覚醒剤使用の疑いのために逮捕。

上条は消えたが五十嵐社長と武智社長は内密に進めていた、宿泊施設を作っていたらしくいずれかは瑠衣に託そうとしているらしい。しばらくは五十嵐社長の会社で働くとのこと。


その後、入籍した私たち。

「ねぇ、花奈……ちゃんと言ってなかったよね?」


今日はいつものリラックスタイム。

「……?」

何を言っているのか分からず首を傾ける。
郁萌さんは、四角い箱を取り出し私に差し出す。



「……結婚、しよう。花奈」



私は、その言葉に頷いて自分から郁萌さんにキスをした。
驚くその顔がとても可愛かった。




  fin.









< 31 / 31 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:29

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

表紙を見る
表紙を見る
【改稿版】明日はキミのために泣きたくない。

総文字数/59,643

恋愛(純愛)87ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop