[短編]砂糖彼氏と塩彼女
休日デート
今日は紗羅と休日デート。
映画を見て、一緒に昼食を食べて、適当にブラブラする。
ごく普通のデートだけど、紗羅と行くならどこでも楽しい。
9:45、駅前広場。
少し早くつきすぎてしまったけど、紗羅を待つ時間は全く苦じゃない。
前ピッタリに着いた時、紗羅は既に待ってからそれ以来早めに来るようにしている。
多分もう少しで来るだろう。
そう思って顔を上げると、目の前に2人の女性が立っていた。
「あのー。今1人ですか?」
所謂逆ナン。
されたのは初めてではないけど、やっぱりあまりいいものではない。
「よかったら、私たちとカフェでお茶でもしませんか?」