悪役令嬢満喫中につき邪魔は許しませんことよ!
彼女は今
アドのエスコートを受けているようだ

よかった……ここまでは原作通りね。
あとは私が大人しく過ごせば完璧。

「では行きましょうか」
考えているうちにアルバから見つけてくれた。感謝しなきゃ()

そしてついに一曲目が始まったが、、

何故か周りが騒々しいし視線を痛いほど感じる……と思ったけれどそうだったわ
すっかり忘れていたけれど

私は今、帝国で一二を争う美青年と踊っていたのだった。

アルバのリードは相手に身を委ねさせる。いわば前世での“人をダメにするソファ”みたいなやつだ。

体裁や作法や踊り方を気にせず
ただ音に乗ることを楽しんでしまう。

やはり彼に頼んでよかった……
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