世界でいちばんのお兄ちゃん 番外編 離れても家族だよ
新しいお兄ちゃん
あれから、7年の歳月が経ち
私は中3になった
奏兄の亡くなった年齢を通り越した
奏兄の命日には、家族3人でお墓に行っている
でも、今年は違かった
幸「ここがお墓?」
結「うん。」
新しいお兄ちゃん達とお父さん、お母さんと来た
もし、
奏兄が亡くなっていなかったら
この人達にも出会えなかっただろう。
そう思うと、嬉しさもあり、寂しさもある
ねぇ、奏兄
ちゃんと空で見守っててね。
私、新しいお兄ちゃん達とも
家族で乗り越えていくから
奏兄にそう祈った時
「結菜……
大きくなったな。」
そうささやかれた気がした