イケメン拾った!魔法を隠して慎ましく?スローライフ…できてない!!
ぐふふな楽しみ
ライアンを拾ってから早1週間。
順調に回復していくライアンは庭に出れるようになった。
そして早朝日課の剣の鍛練。木剣を作り素振りの最中。
洗濯を干すマキアージュ……実際は干すフリである。
「うほー、あのしなやかな肉体!無駄肉なし、良い筋肉してるわー!」
上半身裸で汗を眩しく飛び輝かせて洗練された身のこなしで剣を振るう様をシーツを伸ばす振りをしながら堪能中。
イケメン、生観賞!
満足である、非常に満足である(笑)
一通り鍛練を観賞したから次、次~♪
「ライアン!水浴びがてら湖行くよ!」
「あぁ、今行くよ」
振り向きながら爽やかな汗、爽やかな笑顔……たまらん!
昨日からアポは取ったのだ。もうすぐ流れの行商おっちゃんが寄る頃だ。お金が無いので物々交換で支払う。じぃさんの頃からそうだったからこれからもそう。
珍しい物や日持ちするものはたくさん用意しておきたい。
何故ならば今回はライアンの服を手に入れるからだ。
着てきた隊服はボロボロだからね。
だからってじぃさんの服じゃつんつるてんで可哀想だ。ライアンは上背がありますから。今は時々泊めてあげる事がある行商おっちゃんの予備服を着させている。白いシャツに紺のズボンだ。
着回す用にもう少し欲しいじゃない?
まぁ、そんなこんな理由付けて湖で魚を捕らせようと思うわけ。んで、パシャパシャざっぱ~んて水しぶき上げてのしなやかな肉体と濡れ髪の色気を拝むわけ(うへへ)。
前回の特集でそんな姿絵見たらやらせたいじゃん?
「行こうか」
「えっ、あぁ、うん」
やべっ、よだれ出てなかったかな。
タモとモリと背負子をライアンに持たせ、マキアージュは大きなバスケットを持った。
「何が入ってるの?」
「ご飯だよ。休憩で食べようと思って」
マキアージュは料理が得意である。不味い飯しか作れなかった頃はす巻きにされたっけ……
「それは楽しみだ」
目を細めて微笑むライアンはやはり格好いい。独り占めだ♪
マキアージュも見上げて微笑むと微妙にライアンの瞳が揺れた気がする。気のせいか。
「着いたよ!ここがライアンを拾った場所です」
目の前には10年前に暴発でできた…もとい、綺麗なきっと最近自然にできた湖が広がった。
「あの対岸にいたの。最初クソジ…けふん、じぃさんの風に飛ばされて無くなった服かと思った(笑)」
やべっ、汚い言葉使うとこだった。
それには気付かずライアンはじっと自分が倒れていたらしい場所を見つめる。
「あのときの事は本当にありがとう。」
最近のライアンは騎士言葉から少し砕けた口調をすることが多くなった。
うんうん、最初はほんと敵意むき出し狼だったもんね。
「でも…なんであんなとこから独りで小屋に運べたの?」
ゆっくりこちらを向くライアン。その顔は戸惑いと不安が入り交じったような複雑な感情が浮かんでいるようだ。
「えーっと…」
ヤバい。魔法を使ったとは言えないんだった。
「あの岸まで泳いで、息があるの分かったから湖に引き込んで…」
「俺たちの体格差…かなりあるよね」
確かに20センチ以上ですね、はい。
「逆ならともかく意識がない男をこの距離連れて泳げるとはとても…それに岸に上がってからは?」
「えーっと…若干意識取り戻してね?肩を貸したら歩けたんだよ。覚えてないっかー!」
「……重すぎて無理だと思う」
すっかり追い詰められたんじゃない?これ。
「ねぇマキアージュ、ほんとのこと…うわっ!」
突然ワンピースに手をかけて持ち上げた私を見て慌てふためいている。
構わず脱ぎ捨て膝上丈のノースリーブ(大分短い)になった私は湖に音もなく飛び込んだ。いつも泳ぐときはこの格好だ。
「ライアン来て」
ライアンが知ってる淑女とは程遠いあられもないマキアージュの姿を見てそっぽを向いてしまっていた。女性は結婚した男性にしか肌をさらしてはいけないのだ。マナーである。
森で育ったマキアージュにそんなのある訳もなく、まるで人魚のように水中を舞う。
「運べるからライアンくらい」
その愉快そうな声に恐る恐る振り返ると……人魚がいた。マキアージュだが。
「来て♪」
意を決したライアンはどうにでもなれ!とばかりにやけくそにシャツを脱ぎ捨てると上半身裸で湖に飛び込む。
さすが体感が出来た騎士、フォームは完璧だが若干の水音としぶきが上がってしまう。マキアージュのようにはいかなかった。
ぷはっと顔から水面に上がり頭を振るように仰け反ったライアンを見たマキアージュ……
ー眼福!頂きました!!ー
お目当てポーズが見れて満足である。
順調に回復していくライアンは庭に出れるようになった。
そして早朝日課の剣の鍛練。木剣を作り素振りの最中。
洗濯を干すマキアージュ……実際は干すフリである。
「うほー、あのしなやかな肉体!無駄肉なし、良い筋肉してるわー!」
上半身裸で汗を眩しく飛び輝かせて洗練された身のこなしで剣を振るう様をシーツを伸ばす振りをしながら堪能中。
イケメン、生観賞!
満足である、非常に満足である(笑)
一通り鍛練を観賞したから次、次~♪
「ライアン!水浴びがてら湖行くよ!」
「あぁ、今行くよ」
振り向きながら爽やかな汗、爽やかな笑顔……たまらん!
昨日からアポは取ったのだ。もうすぐ流れの行商おっちゃんが寄る頃だ。お金が無いので物々交換で支払う。じぃさんの頃からそうだったからこれからもそう。
珍しい物や日持ちするものはたくさん用意しておきたい。
何故ならば今回はライアンの服を手に入れるからだ。
着てきた隊服はボロボロだからね。
だからってじぃさんの服じゃつんつるてんで可哀想だ。ライアンは上背がありますから。今は時々泊めてあげる事がある行商おっちゃんの予備服を着させている。白いシャツに紺のズボンだ。
着回す用にもう少し欲しいじゃない?
まぁ、そんなこんな理由付けて湖で魚を捕らせようと思うわけ。んで、パシャパシャざっぱ~んて水しぶき上げてのしなやかな肉体と濡れ髪の色気を拝むわけ(うへへ)。
前回の特集でそんな姿絵見たらやらせたいじゃん?
「行こうか」
「えっ、あぁ、うん」
やべっ、よだれ出てなかったかな。
タモとモリと背負子をライアンに持たせ、マキアージュは大きなバスケットを持った。
「何が入ってるの?」
「ご飯だよ。休憩で食べようと思って」
マキアージュは料理が得意である。不味い飯しか作れなかった頃はす巻きにされたっけ……
「それは楽しみだ」
目を細めて微笑むライアンはやはり格好いい。独り占めだ♪
マキアージュも見上げて微笑むと微妙にライアンの瞳が揺れた気がする。気のせいか。
「着いたよ!ここがライアンを拾った場所です」
目の前には10年前に暴発でできた…もとい、綺麗なきっと最近自然にできた湖が広がった。
「あの対岸にいたの。最初クソジ…けふん、じぃさんの風に飛ばされて無くなった服かと思った(笑)」
やべっ、汚い言葉使うとこだった。
それには気付かずライアンはじっと自分が倒れていたらしい場所を見つめる。
「あのときの事は本当にありがとう。」
最近のライアンは騎士言葉から少し砕けた口調をすることが多くなった。
うんうん、最初はほんと敵意むき出し狼だったもんね。
「でも…なんであんなとこから独りで小屋に運べたの?」
ゆっくりこちらを向くライアン。その顔は戸惑いと不安が入り交じったような複雑な感情が浮かんでいるようだ。
「えーっと…」
ヤバい。魔法を使ったとは言えないんだった。
「あの岸まで泳いで、息があるの分かったから湖に引き込んで…」
「俺たちの体格差…かなりあるよね」
確かに20センチ以上ですね、はい。
「逆ならともかく意識がない男をこの距離連れて泳げるとはとても…それに岸に上がってからは?」
「えーっと…若干意識取り戻してね?肩を貸したら歩けたんだよ。覚えてないっかー!」
「……重すぎて無理だと思う」
すっかり追い詰められたんじゃない?これ。
「ねぇマキアージュ、ほんとのこと…うわっ!」
突然ワンピースに手をかけて持ち上げた私を見て慌てふためいている。
構わず脱ぎ捨て膝上丈のノースリーブ(大分短い)になった私は湖に音もなく飛び込んだ。いつも泳ぐときはこの格好だ。
「ライアン来て」
ライアンが知ってる淑女とは程遠いあられもないマキアージュの姿を見てそっぽを向いてしまっていた。女性は結婚した男性にしか肌をさらしてはいけないのだ。マナーである。
森で育ったマキアージュにそんなのある訳もなく、まるで人魚のように水中を舞う。
「運べるからライアンくらい」
その愉快そうな声に恐る恐る振り返ると……人魚がいた。マキアージュだが。
「来て♪」
意を決したライアンはどうにでもなれ!とばかりにやけくそにシャツを脱ぎ捨てると上半身裸で湖に飛び込む。
さすが体感が出来た騎士、フォームは完璧だが若干の水音としぶきが上がってしまう。マキアージュのようにはいかなかった。
ぷはっと顔から水面に上がり頭を振るように仰け反ったライアンを見たマキアージュ……
ー眼福!頂きました!!ー
お目当てポーズが見れて満足である。