甘すぎるキミと秘密のカンケイ!?
「本当に、そんなことないから。私は嫌だなんて、全然思ってないよ」
突然大声を出した私を驚いたように見ていた暁斗に、私は改めて静かな声で言い直した。
すると彼は口元を緩ませる。
どこか安心したような面持ちだった。
「――そっか」
「そ、そうだよ! 私と暁斗の仲じゃん、もう~!」
変に関係がこじれるのが嫌で、いつものように友達同士のような感覚で言ってしまう私。
――すると。
「そうだ。これ、今日行かない?」
「え?」
暁斗が紙切れのような物を二枚、私に差し出してきた。
目を凝らして見てみると、それは最近公開されたばかりの恋愛映画のチケットだった。
この前、暁斗と一緒にテレビを見ていた時にちょうどこの映画の公開前の特番がやっていて。
「面白そうだね、見たいな―」って私が言ったのを覚えている。
「暁斗、このチケットどうしたの?」
「前にコンビニ行ったときに、前売り券が売ってて。花梨が見たいって言ってたから、買っといた」
「えっ! 私の分も買ってくれたの⁉」
突然大声を出した私を驚いたように見ていた暁斗に、私は改めて静かな声で言い直した。
すると彼は口元を緩ませる。
どこか安心したような面持ちだった。
「――そっか」
「そ、そうだよ! 私と暁斗の仲じゃん、もう~!」
変に関係がこじれるのが嫌で、いつものように友達同士のような感覚で言ってしまう私。
――すると。
「そうだ。これ、今日行かない?」
「え?」
暁斗が紙切れのような物を二枚、私に差し出してきた。
目を凝らして見てみると、それは最近公開されたばかりの恋愛映画のチケットだった。
この前、暁斗と一緒にテレビを見ていた時にちょうどこの映画の公開前の特番がやっていて。
「面白そうだね、見たいな―」って私が言ったのを覚えている。
「暁斗、このチケットどうしたの?」
「前にコンビニ行ったときに、前売り券が売ってて。花梨が見たいって言ってたから、買っといた」
「えっ! 私の分も買ってくれたの⁉」