甘すぎるキミと秘密のカンケイ!?
だけど、別に学校に残って仕事したり、スマホで連絡を取り合ったりすれば済むようなことでも、放課後どこかに私を連れ出して行おうとしている気がする。
――うーん。
やっぱり本気で私のことが好きで、そう言ってるのかなあ?
いやいや、瞬くんは暁斗に勝るとも劣らないほどのモテモテイケメン男子だよ?
そんな人が、私みたいに地味な子を好きになるわけなんて、やっぱりどう考えてもあり得ないんだよなあ……。
瞬くんに誘われるたびに、そう思ってしまう私。
そしてやっぱり、暁斗のことを好きな私は、彼の誘いには乗りたくなかった。
それに、なんでかは知らないけど、暁斗にも前「あいつには近づくな」って言われたし。
でも実行委員の仕事と言われてしまうと、無下に断ることは難しいのだった。
いつもは用事がとか、私ひとりでやるからいいとか、そんなことを言ってお誘いには乗らないのだけど。
今日はなんて言おうかな……。