甘すぎるキミと秘密のカンケイ!?
褒めらえて私は照れ笑いを浮かべる。
あー、やっぱり楽しいな、暁斗といるのは。
私はずっとこんな風に、暁斗と何気ない話ができるだけでもいいんだけどな……。
でも神様は、それを許してはくれないみたいだった。
暁斗に恋する瑠璃の登場や、瞬くんの私への告白によって、私たちふたりがこうして過ごす時間はとても少なくなってきている。
それにいつか、暁斗にも私ではない好きな女の子ができてしまうんだろうな……。
「ちょっとー、おふたりさん⁉ いくら恋人同士だからって、あんまり教室でいちゃつかないでくれますー?」
暁斗と仲良くグミを頬張っていたら、瑠璃の少し険のある声が響いてきた。
――ほら、やっぱりこの時間は長く続かなかった。
瑠璃は眉間に皺を寄せながら私の席の方へとやってきていた。
彼女の背後には、瞬くんがいつもの穏和そうな笑みを浮かべて続いてくる。
「……花梨。あんまり暁斗と必要以上に一緒にいないでよね。何度も言ってるじゃん」
「…………」