甘すぎるキミと秘密のカンケイ!?

 もう堪忍した私は、瞬くんに告白されたことや、瑠璃の暁斗へのアタックが凄まじいことなど、自分の身の回りに起こった出来事を洗いざらい話したんだ。

 明日、四人で遊園地にグループデートに行くことも。


「やっぱり瞬くんは花梨に……だったのかー。私の勘は当たるって自負はしてたけど、ここまで当たっちゃうと怖いわー」

「ほんとだよ……。私は正直まだ、あんまり信じられないんだけどね」

「いやいや、だいぶ本気だと思うよ瞬くん。花梨を落とすために瑠璃ちゃんと組んだってことだからね」

「お、落とすためって」


 確かに、瑠璃は暁斗、瞬くんは私と近づくために、今回のグループデートを計画したっぽくはあるけれど。

 「落とす」っていう沙也加の表現がやたらリアルというか、恋愛感が強くて、私は戸惑ってしまった。


「まあ暁斗くんがそんなことに靡かないだろうから、大丈夫だと思うけど」


 そうかなあと正直思ったけど、沙也加とは何度もそんなやり取りはしていて、その度に否定されているので、いい加減そう主張することはやめることにする。


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