甘すぎるキミと秘密のカンケイ!?
「ずっと落ち着かない乗り物ばっかりだったからさ。そろそろおとなしいの乗らない? 例えばあれとか」
瞬くんが視線で示した先には、大きな観覧車が鎮座していた。
首が痛くなるほど上を向かないとてっぺんが見えないくらいに大きい。
頂上まで昇り詰めたら、街中どころか隣県まで見えそうな気もした。
「おっ! いいこと言うねー、瞬くん。ちょうど待ってる人も少ないみたい~。暁斗、行くよ!」
暁斗の腕に自分のそれを絡ませて、ぐんぐんと観覧車の方へと向かっていく瑠璃。
暁斗は振り返ってちらりと私の方を見た。
名残惜しそうな表情に見えたのは、私の願望かなあ。
すぐに暁斗は向き直って、瑠璃と連れ立って歩く。
ニセモノカップルであることをばらすと言われているから行くのか、それとも……。
「花梨ちゃん、俺たちも観覧車に行こっか」
「……あ。う、うん」
ぼんやりと暁斗と瑠璃の背中を眺めてしまっていた私は、瞬くんにそう言われてはっとする。
そして彼と一緒に、観覧車に乗り込んだ。
ひとつ前には、暁斗と瑠璃が乗っているのが見えた。
瞬くんが視線で示した先には、大きな観覧車が鎮座していた。
首が痛くなるほど上を向かないとてっぺんが見えないくらいに大きい。
頂上まで昇り詰めたら、街中どころか隣県まで見えそうな気もした。
「おっ! いいこと言うねー、瞬くん。ちょうど待ってる人も少ないみたい~。暁斗、行くよ!」
暁斗の腕に自分のそれを絡ませて、ぐんぐんと観覧車の方へと向かっていく瑠璃。
暁斗は振り返ってちらりと私の方を見た。
名残惜しそうな表情に見えたのは、私の願望かなあ。
すぐに暁斗は向き直って、瑠璃と連れ立って歩く。
ニセモノカップルであることをばらすと言われているから行くのか、それとも……。
「花梨ちゃん、俺たちも観覧車に行こっか」
「……あ。う、うん」
ぼんやりと暁斗と瑠璃の背中を眺めてしまっていた私は、瞬くんにそう言われてはっとする。
そして彼と一緒に、観覧車に乗り込んだ。
ひとつ前には、暁斗と瑠璃が乗っているのが見えた。