甘すぎるキミと秘密のカンケイ!?
Chapter*1
長い長い恋
「あー、今日も一緒に帰るのー?」
「相変わらずラブラブだねぇ、おふたりさん!」
授業が終わり、解放感に包まれる二年二組のクラスメイトたち。
帰り支度を終えた私と暁斗が、連れだって教室から出ようとすると、そんな声があちこちから聞こえてきた。
「あはは、そうかなあ」
私は照れ笑いを浮かべて言う。
私の隣に立つ暁斗とは、幼稚園からの幼馴染。
小学校、中学校、高校と、ずっと同じ学校だった。
初めて会った時のことなんて覚えていない。
それくらい長い付き合いだった。
暁斗に対する私の恋心も、一体いつからあったのかもわからなかった。
私の今までの人生は、「暁斗が好き」という気持ちと共に歩んできたって言っても過言じゃない。
長めの前髪からのぞく切れ長で大きく澄んだ瞳。
すっと通った鼻筋。
女の私から見ても羨ましいほどに美しく白い肌。
百八十センチ近くある身長。
表情はいつもどこか少し気だるげだけど、それが暁斗のつかみどころのない魅力をさらに引き立てていると思う。
さらに勉強も運動もなんでもそつなくこなしてしまう、完璧男子だ。
だけど私が暁斗を好きなのは、彼が見目麗しくて能力が高いからでは、決してなくて。
「相変わらずラブラブだねぇ、おふたりさん!」
授業が終わり、解放感に包まれる二年二組のクラスメイトたち。
帰り支度を終えた私と暁斗が、連れだって教室から出ようとすると、そんな声があちこちから聞こえてきた。
「あはは、そうかなあ」
私は照れ笑いを浮かべて言う。
私の隣に立つ暁斗とは、幼稚園からの幼馴染。
小学校、中学校、高校と、ずっと同じ学校だった。
初めて会った時のことなんて覚えていない。
それくらい長い付き合いだった。
暁斗に対する私の恋心も、一体いつからあったのかもわからなかった。
私の今までの人生は、「暁斗が好き」という気持ちと共に歩んできたって言っても過言じゃない。
長めの前髪からのぞく切れ長で大きく澄んだ瞳。
すっと通った鼻筋。
女の私から見ても羨ましいほどに美しく白い肌。
百八十センチ近くある身長。
表情はいつもどこか少し気だるげだけど、それが暁斗のつかみどころのない魅力をさらに引き立てていると思う。
さらに勉強も運動もなんでもそつなくこなしてしまう、完璧男子だ。
だけど私が暁斗を好きなのは、彼が見目麗しくて能力が高いからでは、決してなくて。