甘すぎるキミと秘密のカンケイ!?
たまたま今まで、暁斗好みの子がいなかっただけで。
そのうち……もしかしたら明日にでも、暁斗のお眼鏡に叶うような子が出てきてしまうかもしれない。
そうなったら、ただの幼馴染の私なんて、暁斗にとってはどうでもいい存在でしかなくなっちゃう。
彼女からすれば、邪魔もいいところだ。
「でも暁斗くん、毎日毎日告白されて本当に大変だよね。真剣に告白されたら、断るのも心苦しいもんね」
「あー、確かにね。告白されて断るのって、なんか悪いことしてる気分になりそう」
なんて、私にはほとんどそんな経験はないけどさ。
「だから早くふたり付き合っちゃえばいいんだよー、もう! 彼女持ちになった暁斗くんには、さすがにアタックする女の子だって減るでしょ⁉」
「……えーと。もちろん私は、そうできるならとっくにそうしたいんだけど」
「だってもうあんたたち、一緒に学校来たり一緒に帰ったり、放課後とか休みの日に遊んだりしてるじゃん! ほとんど付き合ってるみたいなもんじゃない?」
「そ、そうかなあ……」
確かに暁斗とはよく一緒に居るけれど。