甘すぎるキミと秘密のカンケイ!?
まさかの罰ゲーム
うちの学校の文化祭は、お昼に行われる本祭と、夕方から夜にかけて行われる後夜祭の二部に構成になっている。
本祭は午後三時に終わり、後夜祭は午後五時からの予定だ。
空いている二時間の間に、本祭の片づけを行って、教室で各クラスごとにプチ打ち上げを行う……という流れが通常らしい。
猫喫茶店の片づけを終えた我が一年二組も、余ったスイーツやケーキをつまみながら、クラスみんなで教室で一息ついていた。
机と椅子を教室の隅に寄せて、みんなで輪になるような形になって床に座った。
そして、適当に近くにいた友達と「楽しかったねー」なんて、しばらくの間は他愛のない話をしていたのだけど。
そのうち、みんなでゲームをしよう!という流れになった。
うちのクラスには、誰かが持ってきたジェンガが常に置いてある。
積み上げたブロックをひとりひとつずつ取っていき、崩した人が負けという遊びだ。
そういえば、休み時間になるといつも誰かが使っていた。
今回はそれをクラス全員でやってみよう!ということになった。
「いいね、楽しそうー!」