甘すぎるキミと秘密のカンケイ!?
Chapter*4
お姫様にしてくれる
「鏡よ鏡よ鏡さん? この世で一番美しいのはだーれ?」
「それは瑠璃姫でーす!」
私の家の右隣に住む瑠璃ちゃんと、公園でいつものお姫様ごっこをする、小学一年生の私。
とはいっても、いつも瑠璃ちゃんがお姫様の役をやりたがるので、私は悪い魔女だったり、継母だったり、七人の小人だったり……脇役しかやったことがない。
私もたまにはお姫様をやりたいなあ……と考えるけど、瑠璃ちゃんが喜んでるんなら別にいっかと思ってしまう。
悪役をやるのはそれなりに楽しいし。
瑠璃ちゃんはとても目がおっきくて色白でかわいくて、本当にお姫様みたいだしね。
「じゃあ次は毒リンゴを魔女が持ってくるところね!」
「うん! ……うひひ、おいしいリンゴはいらんかね?」
そう言って、おままごとセットのおもちゃのりんごを、瑠璃ちゃんに差し出す私。
魔女の怪しい笑い方も、何度も演じている私にはお手の物だ。
「まあおいしそうなリンゴ! いただきまーす。……うっ!」
毒リンゴを食べてしまった瑠璃姫は、その場にしゃがみこむ。
「それは瑠璃姫でーす!」
私の家の右隣に住む瑠璃ちゃんと、公園でいつものお姫様ごっこをする、小学一年生の私。
とはいっても、いつも瑠璃ちゃんがお姫様の役をやりたがるので、私は悪い魔女だったり、継母だったり、七人の小人だったり……脇役しかやったことがない。
私もたまにはお姫様をやりたいなあ……と考えるけど、瑠璃ちゃんが喜んでるんなら別にいっかと思ってしまう。
悪役をやるのはそれなりに楽しいし。
瑠璃ちゃんはとても目がおっきくて色白でかわいくて、本当にお姫様みたいだしね。
「じゃあ次は毒リンゴを魔女が持ってくるところね!」
「うん! ……うひひ、おいしいリンゴはいらんかね?」
そう言って、おままごとセットのおもちゃのりんごを、瑠璃ちゃんに差し出す私。
魔女の怪しい笑い方も、何度も演じている私にはお手の物だ。
「まあおいしそうなリンゴ! いただきまーす。……うっ!」
毒リンゴを食べてしまった瑠璃姫は、その場にしゃがみこむ。