君といっしょに
……陽翔だ
涙は拭いたものの、目が真っ赤だし
泣いていたのバレちゃうよ。
「結菜っ、ごめんね」
陽翔は、それだけ言って、悲しそうな表情をして近づいてきた。
「じゃあ、私はこれで失礼します。
結菜ちゃんも先生に話したいこと
あるみたいだし。 また後でね」
そう言って、部屋を出ていこうとする夏菜さんに手を振る。
シーンとした病室に2人だけになり、謝らないと………
そう思っていると、陽翔が先に口を開く。