君といっしょに

「吐き気止めと、シーツ持ってきました。

結菜ちゃん、大丈夫ですか…?

すぐシーツ変えます。」


看護師さんにお礼を言い、結菜に
声をかける。


「結菜、少しだけ起き上がれる?」

それと同時に手早く点滴に吐き気止めを追加する。

「…うん グスン………本当にごめんなさい」

看護師さんにも謝る結菜。


「私は全然大丈夫よ。

それより、辛そうだから楽な体勢でいて」


看護師さんがそう言うと
目をギュッとつぶって気持ち悪さに耐えていた。

熱も出てきたのか、顔も赤くなってきている………




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