君といっしょに
結菜side
………熱い
………気持ち悪い
………辛い
ここ何日か副作用がずっとキツイ
陽翔………助けて
陽翔……………
苦しくなったときいつも陽翔の顔を思い浮かべるけど、昨日とか陽翔の目にくまができていた。
陽翔が私のために泊まり込んでいることは知っている。
だって、辛くて眠れないときいつも様子を見にきてくれるから…
私のために無理なんかしないでほしい、そう思うけど………
私が弱いから………
だから陽翔は安心できないんだよね
陽翔の優しさについ甘えちゃうよ…
ーガラッ
まぶたが重たくて目が開けないけど
ドアの開く音で誰かが入ってきたということはわかる。
「結菜ちゃん、体調どうかな?」
男の人の声………
でも、陽翔の声じゃない。
誰なの…?
重たいまぶたを無理矢理こじ開けて
見る。
…陽翔より年上っぽい
白衣をきた医者がドアの横に立っている。
…怖い
…頭が真っ白になっていく