君といっしょに
「…ごめん、陽翔先生から
結菜ちゃんのこと聞いているよ。
俺、陽翔先生の先輩の金沢、拓也
その体調すぐに診察して、なんとかしたい
ところだけど、いきなりだと怖いから
まず少しお話してみようか?」
笑顔で話してくれたので少しだけ落ちつく
けどそのかわりに違う不安が…
「陽翔は………どこいったの…?」
いつも、明け方とかにも様子を見にきてくれるけど、今日はまだその姿を見てない。
「…陽翔は……………?」
すると先生は少し言い難そうに
「………陽翔先生は熱で、おやすみしているよ」
………やっぱり、無理していたから
でも、無理させているのは私…
私のせいで………陽翔が…
大丈夫なの………?
陽翔が………心配だよ
「………グスン…ヒック………」
熱が高くて辛いのに
どんどん涙があふれ出してくる。