君といっしょに
「じゃあ、車、動かすよ」
「うんっ」
エンジンがかかり、揺れる感じして
車が動いていった。
車を運転手している陽翔の姿に見惚れて
しばらくすると、車が止まった。
外を見てみると私の家だ。
「結菜、荷物を取りにいこう
あっ、重いもの持つのは禁止ね。
カバンにだけまとめといて、
玄関に置いといて」
「ありがとう」
陽翔をあんまり待たせないように
手早く荷物をまとめて出る。
荷物は少ないのに、
学校の教科書セットだけ
無駄に重い…
「結菜、これで全部?」
「うん、そうだよ」
「じゃあ行こっか?」
さりげなく荷物を持ってくれる陽翔
悪いな…と思いつつも、無理はするなと言われているから、お礼を言って陽翔に甘えることにした。
あの重たい教科書セットも軽々持っていて
本当カッコイイ…