君といっしょに
「結菜、お風呂沸いたから
入っちゃいな」
「うん、ありがとう」
結菜もお風呂入ったし、やることもなかったので、なんとなくテレビを見ていた。
そしてしばらくすると…
「陽翔、出たよ
気持ちよかった」
結菜がお風呂から出てきた。
しっかりタオルで拭いているものの、髪が濡れていた…
いくら夏とはいえ
冷房効いているから冷えないうちに早く乾かしてあげないと…
「結菜、ちょっとこっちに座って 」
「うんっ 」
ドライヤーのスイッチを入れて、
結菜の髪を乾かす。
少し髪に手を通すとサラッと毛先まで通る長い髪…
癒やされる。
「陽翔、自分でできるから大丈夫だよ」
恥ずしそうにそう言う結菜…
「こうして結菜のキレイな髪を触っていたいから 俺にやらせて」
「ありがとう…」
ほんのりピンク色にほっぺたが染まる結菜だけど
髪を乾かしている間に眠たそうな顔になっていく。