君といっしょに

本当のこと言うしかないか…


「………美香、ごめん
私、白血病で入院していて

……………………………

……でも、もう通院治療で大丈夫だから」


美香はうなずきながら
最後まで聞いてくれた。


そして、話終えると涙を流しながら

「何で相談してくれなかったの?
辛かったんでしょ………

通院って…もう大丈夫なんだよね?」


そう言ってくれた。

「…心配かけたくなかったから

それに病気なら陽翔が治してくれるから大丈夫だよ」


「大丈夫なら良いけど、今度から何かあったら相談してね。 絶対だよ」

「うん、ごめんね」

私がそう言うと
すぐに、泣きやんで今度はニコニコ笑って

「それで、ところで陽翔さんって、誰?
まさか彼氏とか…?」

とか聞いてきた。

「………うん、そうだよ」

「良かったじゃん、おめでとう
私も早く彼氏ほしいなー」

「ありがとうっ

美香可愛いからすぐできるよ」


はぁー………
とりあえず明るい雰囲気に戻ってひと安心…

そう思っているとチャイムが鳴ったので席に戻る。

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