君といっしょに
ハァハァハァ
痛い………
息苦しさと肺の痛みを感じた
汗で濡れていたはずの服は乾いていて…どうやら着替えさせられたみたい
顔にも違和感があって…酸素マスクがつけられているようだ…
これじゃあまるで重病人みたいじゃん………
そう思っていると、ふと手に温かさを感じて目を開けてみる
「…結菜、目が覚めたんだね。
よかった 。まだ、呼吸とか苦しい?」
…目にうつるのは心配そうな表情でわたしをみつめる陽翔の姿
苦しいし、なんか呼吸する度、肺が痛むような気がするから陽翔の言葉に頷いた。
「そうだよな、 検査した結果、結菜は肺炎になっていた。 それで、呼吸が苦しそうだから酸素マスクをつけたんだけど、意識が戻らなくて………2日も眠っていたんだ」
陽翔の話を聞いてビックリする。
熱が出てそのまま眠ってしまったという記憶はあったけど、呼吸が苦しくなったことは全く覚えていない。