君といっしょに

…あれから、

私は、目が覚めたその日だけ
念のため入院して、
次の日、陽翔が仕事終わる時間に
いっしょに帰宅した。


倒れていたから1週間以上家には帰っていないから、テンションは上がっていた。

陽翔と楽しく過ごして、

嫌なこともあったけど、美香がいるから学校にも行きたいなって思っていたけど………

まさかの帰ってきてすぐ、吐き気と微熱が出てきた。

陽翔が言うには私が眠っているときにやった抗がん剤の副作用らしい。




「ウッ……オェ……」


…気持ち悪い
容器を取ってそこに吐く

「…結菜、大丈夫………?
よしよし…辛いな」


陽翔がさっきから背中をさすってくれているけど、全然吐き気が収まらない。

それに加えて少し動こうとしても力が入らなくて、今も陽翔に支えてもらわないと…座ってられないくらいクラクラする。





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