君といっしょに
「…おいしい」
口に入れた瞬間、美味しさが広がり
誰もいないのに、思わずそんな言葉が
こぼれる。
ただおいしいだけではなく
気持ちまで温かくなるそんな味がした。
病み上がりなのに食欲がわいてきて完食してしまって、しばらくするとスマホが鳴っていることに気づく………
こんな時間に誰だろう………?
そう思いスマホを見てみると
表示されているのは
◯◯高校
学校からだった。
休みの連絡は一応しているし
なんだろう…?
とりあえず電話に出てみる。