君といっしょに

「………結菜、顔………見せて」

泣き顔はみられたくなかったから
涙を拭いてから陽翔の方を見る

それでも、また涙が出てきちゃいそうだから
グッと堪える感じて陽翔の方を見てしまう


すると………

「結菜は笑顔が一番似合っているから
笑ってくれないとこうするよ………」

陽翔がそう言った直後
唇に柔らかい感触を感じる………

陽翔も泣いていたみたいで、
少しだけしょっぱい味のキス………


そして、
唇が離れたころには顔も真っ赤になっていて

自然と笑顔になっていた。


そしてその後、いっしょにステーキとケーキを食べてから、今までにないくらいの
甘い時間を過ごした。



< 216 / 218 >

この作品をシェア

pagetop