君といっしょに
結菜の頭を撫でながら数分立つと、
看護師さんが、解熱剤の注射を持ってきて置いておいてくれた。
「じゃあ、痛いけど頑張ろう
少し力抜いてね」
そう言って、手早く消毒して針を刺す。
針をさすと『痛い』って
すごい泣いていたけど、
最後まで動かずに我慢してくれた。
「はい、終わり。
頑張れて偉かったな」
「グスン………陽翔先生っ ウッ…」
注射が終わるとすぐに抱きついてきた結菜。
可愛い過ぎたので抱きしめて、声をかけると安心してしたようにスヤスヤ眠る。
こんな可愛い結菜に明日残酷なことを言わないと行けないのか……
結菜の寝顔を見ながら
「いっしょに頑張ろう」
そう声をかける。