君といっしょに


「結菜、頑張るって言ってくれてありがとう。
でも……今は頑張らなくても大丈夫だよ。
こっちおいで」


陽翔先生のところに行くと、
抱きしめられた。
そして耳元で「泣くの、我慢しないで」

そうささやいた。




「グスン……グスン……怖い…ヒック …怖いよぉ」

こらえていた涙が溢れ出してきて、陽翔先生の腕の中で15分くらいずっと泣いてしまった。



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