君といっしょに
泣きやんだ頃には、陽翔先生の白衣は涙でビチョビチョになっていた。
「もう大丈夫、ありがとう。
白衣、ごめんね……」
「気にしなくて大丈夫だよ。
それじゃあ、明日からの治療について説明するよ………」
「……うん」
「……まず、結菜は抗がん剤の治療が初めてじゃないから……強い薬を使う……
……だから免疫力が……落ちちゃうから、
無菌室での治療をするよ…
それで…………………………………」
…無菌室…その言葉を聞いて…頭が真っ白になった
………