君といっしょに

「…結菜っ、大丈夫!?

吐き気きちゃった?」


ナースコールを押すと走って、駆けつけて来てくれたんだみたいで、少しだけ息を切らしている陽翔……


「…グスン…陽翔…助けて …オェ」


少し喋っただけなのに、気持ち悪くてさらに吐いてしまう。


「辛いな、
今、吐き気止め入れるから、すぐに楽になるからね。」

そう言って、点滴を追加してくれる。


それでもすぐに点滴が効く訳ではなく、気持ち悪さの上、涙が止まらなくても訳わからなくなってくる。


「…………イャ オェ グスン ヒック…
…もう ヤダ………」


想像していたより辛くて弱音をはいてしまう
まだ始まったばかりなのに……




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