君といっしょに
−−数時間後
あれから何度か結菜の様子を見に行ったけど、結菜は眠っていた。
グッスリ眠れているのは良いんだけど、1つ心配なのが、30分前に見に行ったときに微熱があったこと。
微熱だったので冷えピタを貼っただけだったけど気をつけないと。
−−−プルルルルル
人が少ない夜の静かな医局に電話が鳴る。
今はここにいるのは先輩の医者1人、看護師2人、あとは研修医1人と俺だ
「はい、わかりました。
すぐに受け入れます!」
電話に出た先輩の医者の声の感じからして、緊急事態!?
「高橋くんっ、近くの道路で事故があって、患者が運ばれてくる。
だけど今、俺と君以外は研修医しかいない。
だからよろしく頼む」
「はい、わかりました。」
俺、看護師、先輩はすぐにけが人を運ばれてくる処置室に向って…入院患者のことは研修医の先生に頼んだ。