レモネード【番外編】
女の子

日葵side

日「あ〜お腹痛い」

朝起きてからの第一声がこれ。

今日は生理痛がいちばん酷い日。

生理痛特有の腹痛に襲われながら、トイレに入る。

ナプキンを変えながらふと思い出した。



今日、颯くんとデートする約束だったんだっけ?

急いで颯くんの連絡する。

『ごめん今日体調悪いから無理かも』

ベッドに入ってごろごろしていた。



___数十分後。

ピンポーン。

その音で私は目を覚ました。

慌ててドアを開ける。

日「颯くん!?」
颯「颯だよ」
日「今日無理って連絡しなかったっけ?」
颯「知ってるよ」
日「じゃあなんで…」
颯「はい、買ってきたから」
日「何を?」
颯「まず咳止め、のど飴、頭痛止め、ピル、腹痛止め。さあ日葵はどれ?」
日「そ、そんなドヤ顔で言われても…ごめん、私全部いらない」
颯「え、なんで」
日「私は生理痛だけど、ピル体に合わないんだ。副作用が酷すぎて、本末転倒の結果になるから」
颯「え〜なんだせっかく買ってきたのに〜」
日「ごめん」
颯「ん〜じゃあなんかしたいことある?」
日「じゃあ颯くんと一緒に寝たい!」

私は颯くんの膝に頭を乗せて寝っ転がる。

颯「あ〜もうちょっとだけね」
日「やったー!…わっ!」

颯くんが私をお姫様抱っこする。

そしてベッドに連れて行ってくれた。

颯「おやすみ」

数分後、私たちはすやすやと寝ていた。
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